七夕特別コラム

すみれ 愛(すみれ あい)

すみれ 愛(すみれ あい)先生
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  • 【心を繋ぐ七夕】




    7月7日は「七夕」。
    天の川に橋がかかり、織姫と彦星が、一年に一度だけ会うことが許されるとされる日ですね。
    お二人の逢瀬を祝して、私たちは笹を飾り付け、願い事を短冊に書くわけですが、「一年にたった一度だけしか会えないのに、みんなの願いを叶えてくれるなんて太っ腹!」と思いますよね(え、思わないですか?^^)。
    さらに、「お人好しなのね」「もっとたくさんお二人が会えるように願えばいいのに」などと、私は思ってしまうのですが^^、
    実はこのお話は、人の恋愛における創造のパワーを表す神話的象徴でもあるのですね。

    私たちの恋愛におけるエネルギーは、創造のパワーの源と言われています。
    特定の人に出会った時に発動されるこのエネルギー、また出会う前であっても出会いたいと夢見たり、好きという感情を感じた時に生じるこのエネルギーは、ただ生きることをしているだけでは得られない常軌を逸脱したものですし、素晴らしくポジティブなパワーを含んでいるようです。
    それが、あらゆるものの創造の原動力になることを古代の神々は知っていたとのこと。

    また、さらにたった一人の運命の相手、その人にとって魂を分かちぴったりとハマるお相手と相まみえた時には、莫大なパワーが発揮されるようで、それは地球上のすべての人の願いを叶えるに匹敵するものなのかもしれません。
    そしてそのくらい壮大な恋愛パワーを発揮するには、魂を磨いてたった一人の運命の相手を見出すこと、一年に一度しか会えないような障害があっても持ち続けられるくらいの真実の想いであることが必要で、だから織姫と彦星は天の川を隔てていたとのこと。
    お二人とも、とても実直なお人柄ですものね。




    <遠距離恋愛になってしまっても。。。>
    魂の繋がりは目に見えないものですから、目に見えないものを信じる、大事にする心がないと掴めないものなのかもしれません。
    人の気持ちも目に見えないので、とかく私たちは推し量ったり、言葉や形など目に見えるものを求めてしまいがちですが、本当に大事なのはそういうことではないのかも。
    エネルギーは距離を超え、時空を超えて伝わりますから、本当に大事なのは自分が相手を想う気持ちがどれだけのものなのか、その純度を高めていくことなのかもしれません。
    もちろん傷つけられたり、損はしたくないのが人の心の常ですから、自分だけが純度を高めるのはリスクを伴うと思いますが、そうして高めたエネルギーは相手をも変えていきますし、その暁に成就した喜びはひとしおのもの。
    織姫と彦星のように、一年に一度しか会えない状態で相手を信じて想いの純度を高め合うからこそ、莫大なパワーが生まれて、人々の喜びにまで繋がるのかもしれませんね。
    あなたが飛ばした純粋な想いに反応してくれる人は、間違いなくエネルギー的繋がりの強い人です。
    魂のやり取りができる人かと思われます。

    さて、そんな運命の人であっても、いや、運命の人であるからこそ、天の川に象徴されるようになんらかの障害があることが常のようです。
    例えば遠距離になってしまったり、簡単には結ばれないお立場であったり、心がすれ違ってしまったり‥
    そんな時こそ、想いを確かめる、高める絶好のチャンスになりますね。
    お相手の好きなところをたくさん考えたり、出会えたことに感謝したり、その人がいるだけで、自分のことを好きになれるかもしれませんし、何もなくても満足な気持ちになれるかもしれません。
    物理的にそばにいないからこそ、できることが実はたくさんあるのです。
    もし、「‥そこまで思えないな。」、という結論が出てしまったら、その人のことはやめて次を探したほうがいいかもしれません。
    他を探したら、もっと創造のパワーをくれる人に出会えるかもしれない。
    創造のパワーは、いうなればお金のパワー、収入に影響を与えていきますから、私たちは運命の相手と出会うことで、さらに富み発展していく可能性があるのです^^。

    <魂の繋がりを求めるために。。。>
    ただ、たった一人の運命の相手には、ある程度魂を磨いていないと出会えないと言われています。
    だから人には、仕事というものを与えられ、自己研鑽を重ねることを余儀なくされているのかもしれません。
    また、女性は一人でも神と繋がることができ、創造の源の鍵を持っているために、それを持っていない男性は女性を求めるのだそうです。
    だから基本的に男性は多くの女性と繋がろうとされるのかもしれませんが、魂の格が上がっていくに従って、多くの女性経験は実に疲弊するものであること(相手のカルマももらってしまいますしね)、たった一人の相手と深くつながることに勝る喜びはないと気づいていくようです。

    自分と魂を分けたたった一人をこの人波の中から見つけ出すのは、本来男性の役割で、女性はただ待っていれば良いとのこと。
    日々を楽しみながら、慈しみながら。
    男性にとって魂を分けたたった一人のその女性は、見た目がどうあれ、年齢がどうあれ、社会的立場がどうあれ、一瞬にしてわかる特別なものを持っていて、本能で感じ取るそうです。
    そして、その女性でないと自分は究極の満足は得られない、他の誰とも違う、ということがはっきりとわかるのだそうです。
    それは、今の現代社会に蔓延する恋愛観、例えば容姿が綺麗な方がいいとか、年齢が若い方がいいとか、社会的地位は上の方がいいとか、そういったものとは真逆だったりするので、彼は戸惑うかもしれないですね。
    言われた女性の方も戸惑うかと思います。
    というか、出会いの段階では女性の方はピンと来ていないことが多かったりするので、男性はその恋愛感情が自分だけだと思ってなおさら戸惑ってしまうようです。

    本来、恋愛というものは、たった一人の魂の繋がった相手を探すために与えられた機能で、誰とでも恋愛できるというものではなかったのだそう。
    誰とでも恋愛できるとなってしまってから、恋愛が競争社会になり、人より美しくないといけないとか、若くないといけないとか、収入が高くないととか、ありとあらゆるスペックで判断するようになってしまったのですかね。
    なおかつ、自分はこの程度だからこのくらいの人と‥などと、妙な自己卑下にも繋がっていっている気もします。
    恋愛経験は多い方がいいと思われがちですし、恋愛経験が少ないとこの先いい人に出会えないのではないかと思いがちですが、そんなことないのですよね。
    魂の繋がりのない相手と交わると自分の波動を下げますし(「波動」を「運」と言い換えてもいいかもしれません)、いたずらに恋愛しないで自分を高めていた方が、本物の相手と出会いやすくなると言えます。

    恋愛感情というものは、そういう思考とは関係なく、ある日突然(のように)ドーンとやってきます。
    確かに、経験が少なければ相手の気持ちがわからなくて戸惑うこともあるかもしれませんが、魂の相手はそういったことも超越してきます。
    もちろん、本当の恋愛につながる前段階の恋愛もあるかと思われます。練習段階というか。
    それはそれでこなしていった方がいいかもしれません。
    結局のところ、魂の繋がりは自分で見出すしかなく、誰も教えてくれないからです。
    当事者の二人にははっきりとわかるようですが、それを確かめあえるまでには、それこそ天の川並みの試練が訪れるかもしれません。
    どちらかが魂の声に目を背け、現実に逃げるということもあると思います。
    そのようなことを、日々鑑定させていただいているのですが、確かに言えるのは、自分を信じるしかないということと、今の現代社会における恋愛観は本来のものと真逆であるということですね。
    魂の繋がりを見出していながら、現代社会の荒波に押されて見失っていらっしゃる場合は、サポートさせていただいています。

    <創造のパワーとは。。。>
    織姫と彦星クラスの運命の相手に繋がれたら、創造のパワーがすごい、ということを書きました。
    これはあまり知られていないことかもしれませんが、本来人間はこのために生まれてくるのではないかと思えるほどです。
    私たちは性エネルギーを持っていますが、これは単なる生殖のためだけではなく、何かを生み出すクリエイティブなエネルギーに満ちているのです。
    なので、性エネルギーが高く正しく使えている人は高い創造性を発揮できますし、ご自身の願いが叶いやすいところがあり、おのずと社会で成功していたり、収入が多かったりするようです。
    今現在、収入がそうでもなかったり、何をしていいか持て余しているような人でも、運命の相手と出会うことでご自身の才能を余すことなく発揮でき、収入が大きく増えたり、人生が大きく変わっていく可能性があります。
    実際にそういう目に遭っている人は多くいますし、人生が180度くらい変わってしまうのは大変なことかもしれませんが、結果的にご自身の才能を見出したり、社会に貢献され収入が増えていくのは大きな喜びかと思われます。
    そのようなご自身の変化が、愛する誰かによって引き起こされること、たとえその人と一年に一度しか会えないような七夕レベルの障害があったとしても、出会えたことには感謝しかなく、その人を想うことは至福の次元に相当するでしょう。
    恋愛は、単なる色恋だけのことではないこと、本質的に人生を左右する大きなイベントですし、またそうあるべきものであること、このことを受け入れることによって人生観は大きく変わっていくかもしれません。




    <七夕にかける願い。。。>
    さて、織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル、と7月の空に実際に確認することができます。
    現状、都会では天の川は見られることは少なくなりましたが、晴れてる日にはうっすら面影がわかるかもしれないですね。
    7月7日の夜9時ごろ、東の空に見えるこの二つのお星さま、昔の人はたらいに水を張って星を映して、二人を近づけてあげたりしていたそうです。
    ロマンチックですね。
    お二人の創造のパワーにあやかって、この日は多くの願いを短冊に書き、自分の人生をさらに充実させたものにしていきたいですね。
    どうか晴れますように。

    すみれ愛